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神戸製鋼 テ号観測機

 砲兵隊の着弾観測任務に使用するため試作された近距離離着陸(STOL)機。陸軍の用兵側が航空本部を通さずに試作指示を出した機体で、大阪大学の三木鉄夫氏が中心となって設計を進め機体は神戸製鋼が製作した。
 全体の設計を見るとドイツの フィーゼラー・シュトルヒ の影響を受けた高翼機であるが、細かい設計の随所に新機軸も盛り込まれていた。
 しかし試作1号機が試験中に墜落してしまったことや、同様の観測任務に使用できる カ号観測機の開発が順調に進んでいたことなどから当機の計画は中止されてしまった。
 なお当機の「テ」号という名称はプロジェクトの中心だった三木氏の名前(鉄夫)から取ったものであるとか固定翼を示す記号であるとか、神戸製鋼を示す略称であるとか諸説がある。

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