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チャンス・ヴォート F6Uパイレート

チャンス・ヴォート社が初めて設計したジェット戦闘機。米国海軍向けに当機が提案されたのは第二次大戦中の1944年であった。このジェット戦闘機は米国海軍にとっても魅力的な機体であったようで、同年12月29日に原型3機の生産契約が締結されている。
 戦争終結に間に合わなかった原型1号機は1946年10月にウェスチングハウスJ34-WE-22エンジンを搭載して初飛行を実施した。低翼単葉直線翼の黎明期ジェット戦闘機としてオーソドックスなスタイルをした当機だったが、主翼はヴォート社の特許である2枚の高強度軽合金をバルサ材の心材に貼り付けたメタライト外板を使用しており機体の軽量化に一役買っていた。また翼端には投下可能な増加燃料タンクも取り付けることが可能であった。
 大戦中の戦闘機設計から脱却できていないため武装は機関砲のみとなっており、葉巻型の胴体前部に20mm機銃4門を持っているだけでロケット弾や爆弾等の装備は考えられていない。
 生産型については当初契約で65機の生産が予定されていたが、戦争終結に伴う兵力削減などで結局原型機を含めて33機が生産された時点で残りは取り消されてしまっている。
 原型機は生産型が就役した後も各種装備の試験に用いられており、アフターバーナー設置のための胴体延長や補助翼設置など多数の改修を受けていた。

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