EHI EH101マーリン
英ウェストランド社と伊アグスタ社が共同で開発した大型ヘリコプター。1980年代はじめから開発が開始され、共同設立のEHI社によりマネージメントされている。
洋上長距離飛行・全天候飛行を主眼に置いた設計のためエンジンは3基搭載されており、運行の信頼性・安全性は格段に向上している。また、5枚羽根ローターのブレードはウェストランド社が英国政府の委託で進めてきたBERP(英国実験ローター計画)の成果を取り入れており、複雑に変化する形状を持っている。この形状により通常ブレードの3割増程度、揚力を高めることが出来ている。
1998年から英国海軍へ納入が開始されており、英国空軍も2000年から調達を開始している。またイタリア海軍も16機(+仮発注8機)の発注を実施しているが、イタリア海軍向けの機体にはGE社製CT7-6エンジンが搭載される予定である。これ以外にもカナダ政府が当機を50機発注したが、この契約は冷戦終結により白紙に戻され、捜索救難機として15機の発注に削減された。
民間向け機体としても30座席のコミューター路線向けや北海油田プラットフォームへの連絡ヘリとしての需要を見込んでいるが現在のところ民間への販売実績は1機のみで、この機体は日本の東京警視庁が大型連絡輸送ヘリ「あおぞら」号として運用している(購入元が警視庁であるため厳密には『民間』機と言い難いかもしれない)。
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